[CLIE0006] Palm本の感想 2000/7/20

「Palm BOOK」を読んでみた。Palmって何できんの?という僕の要求を満たすには非常に良くできた本だった。Palmにどんなソフトウェアがあり、そのソフトウェアがどの程度の機能があるか、丁寧に解説されている。2色刷りの各ページも見やすい。そのままWebページにしてもいいぐらいだ。特筆すべきはFor Advanced PDA Operationsというやつで、Palm界の著名人やプログラマがインタビューに答えるコーナー。これをみると、皆さんPalmが相当好きそうですなあ。

この本によると、Palmではメモ帳形式、DOC/MEDOC方式、ImageVeiwer形式などいくつかの標準的なデータ型があるようだ。これらを押さえることは、アプリケーションつくりにも少なからず有効であろう。公開されているのかな?調査必要だ。

さて、もう1冊目の「Palm OS バイブル」。総ページ825、総重量1.8kg(^^;;のこの本は、半分以上が、関数のリファレンスだ。1/3ぐらいにプログラマの手引きがまとめてあり、画面設計のガイドラインやファイル、メモリー、通信など一通りの解説がサンプルソース付で載っている。ふむふむ、PalmOSのアプリケーションはシングルスレッド、イベント駆動のプログラムらしい。開発言語は多くの場合はCだ。気に入ったのはユーザインタフェースガイドライン。Palmの設計者が書いているのか、起動を含めすばやい操作性がいかに重要かを語っている。まさぞうがPalmを欲しくなった一番の原因はそれだからな。結構読み応えのある内容なので、腰を据えて使うことにしよう。いずれにしても、開発者には必須のバイブルとなることだろう。

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