2000/10/30
[CLIE0036] やっぱりキーボードが欲しいかも

 CLIE日記でWeb更新する楽しみを知ってしまったので、書きたいことを書きまくるためにCLIE以外のカテゴリも増やそうと思いたった。ということで思いつくままお品書きを増やしたのだが、いつ執筆するのじゃ?と売れっ子ライターの気分に勝手になってしまった。(勘違いフラグじゃな)
 昼間は仕事があるし、夜は宴会や家族との語らいの時間がある。ということで、今は超早起きして書いていることが多い。しかしその時間だけでは書きたいコラムは書ききれない。どうするか。

 やはり往復2時間弱の電車の時間をもう少し有効活用して執筆の時間にあてたい。朝はWebから取り込んだ各種ニュースを読んでいるので執筆の時間はない。勝負は帰りだ。

 幸いなことに電車は混む方向と上下逆なので、おおよそ座れる環境にあるが、30%の確率で立ち続ける場合がある。この時、ペン入力のPDAでは揺れる電車で文字入力するには非常に辛いものがある。いくらGraffitiが脳みそを使わずにかけるようになったからといって、揺れる車内では、誤認識の率が格段に増える。

 また、高速入力が可能なPOBOXというPalmwareがあるが、自分の書きたい方向にいかない。原稿系の入力をするのはかなり辞書を鍛え上げる必要があるのだろう。いまのままでは文字を選択することに頭を使って発想が定着しない。うーむ。ちょっとしたメモ程度ならさくさくいくのだが。

 やはり、ペン入力では一気に思いつくまま発想をめぐらして執筆するという用途には辛い、という結論を出さざる負えない。その上、立ちっぱなしで揺れまくるという、劣悪の入力環境だ。いきつくところは、

    キーボード!

なのである。ということで、試しに、会社と家のデータ交換のために持ち歩いているLibrettoで立ちながら入力してみた。結果は、860gのLibrettoは抱えるにはちょっと筋肉痛になりそうだが、あっという間に数十行の文章ができあがるではあーりませんか。やはり俺にはキーボードが似合う。

 Palmには周辺機器として様々なキーボードが出ている。前に店でいじってみたが、中でも秀逸なのはターガスの折りたたみキーボードだ。しかし、これは固定する平面が必要であり、電車の中でしかも立ちながらでは使えない。出張先や喫茶店などでさくっと使うぐらいだろう。ということでこの用途としては×。(ちなみにCLIE用はまだ発売されてない)

 次にPalmには「ThumbType」というシルクスクリーンに張ると親指でピコピコとキー入力できてしまう驚くべきキーボードシステムがある。これもCLIE用は発売されていない。ここに大いなる期待をしているのだが、そういえば、同じような悩みをしている人がいたことを思い出した。

 その人は「PalmBooK」の著者の井上真花さん。MobilePress2000年秋号のP.110に「LXふたたび」という記事を書いている。そういえば、POBOXの存在をCLIE-MLで教えてくれたのも彼女だ。

 記事の内容の詳細は上記の雑誌を読んで欲しいが、概要としては、取材時にPalmでいろいろ執筆するのをトライしたが、きっぱり割り切り、昔から使っていたHPのLXで入力し、CFカード経由でPalm機のTRGに転送するという方法を編み出し、両者のコンビネーションで快適なモバイルライフを楽しんでいるそうだ。

 うーむ、こんなところに同じ考えの人がいたとは。しかもプロのライターさん。趣味で執筆しているまさぞうとはその量が一味もフタ味も違う。

 さて、まさぞう君。道は3つある。

  1. 井上さんのようにコンピネーションで乗り切る。
  2. ThumbTypeの発売を待つ。
  3. Palmでは発想メモ程度にして、家のPCで一気に書く。 

金のかからないのは3だが、それでは時間が足りないのだ。すきま時間を有効活用していくつかの原稿を同時並行的に書き上げたい。となると1か2だ。

 HP200LXは過去所有していた。しかし早撃ちガンマンのまさぞうにはワンテンポずれる日本語入力の遅さは耐えられなかった。それがもとでHP200LXはまさぞうの元から旅立っていったのだ。井上さんのようにコンビネーションでいくなら、別のデバイスを考えることになる。むむ。物欲日記に突入の予感・・・・。LibrettoのようなPCは電池やレジュームの不安定さからこのような要求には適さない。となるとWinCE。シグマリオンか?Jornada720か?

 ThumbTypeには期待なのだが、そもそもCLIE用の発売の話も聞かないし、本当にさくさくと入力できるかどうかは使ってみないとわからない。

 さて、どうする。まさぞう。といあえず、物欲日記にメモして、調査を始めることにするかあ。

[INDEX] [まさぞうTOP]